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補聴器外来

扁桃肥大 扁桃炎など

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アデノイド肥大  扁桃肥大

両方の鼻から空気を吸いこむとその空気は奥で合流し一つになります。その合流したところを上咽頭といいます。そこに扁桃がもともと存在し、それをアデノイドといいます。
さしあたって鼻の扁桃腺といったところでしょうか。
アデノイドは幼少期に大きく成長し、その後、縮小する傾向にあります。
また口の中には左右1つずつ扁桃があります。いわゆる扁桃腺と呼ばれているものです。こちらも幼少期に大きく成長した後、縮小する傾向にあります。

 症 状

幼少期はアデノイドが大きく、鼻詰まりや耳詰まりを生じやすい傾向にあります。(アデノイドがある場所は耳管(耳と鼻をつなぐトンネル)の出口がありアデノイドが大きいとそれにより耳管の出口がふさがり鼓膜がへこみ、中耳に液体がたまる) またアデノイドが大きい方は口の扁桃(いわゆる扁桃腺)も大きいことが多く、その2つの扁桃肥大により寝ているときに空気を吸い込みにくくなり、睡眠時無呼吸症候群になることがあります。

 治 療

上記の症状がある場合は、手術にてアデノイドを切除、扁桃摘出を行うケースもあります。その際は入院する必要がありますので、近隣の連携病院をご紹介いたします。

 ドクターより

子どもの鼻詰まりや耳詰まり、寝ているときのいびき、無呼吸は、アデノイド肥大、扁桃肥大のケースがありますのでお気軽にご相談ください。

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急性扁桃炎

扁桃と呼ばれるノドの左右にあるゴロゴロした部分に細菌が感染し、炎症が起こるものです。健康な時は、菌があっても抵抗力があるので感染しませんが、風邪をひいたり、過労等で免疫の力が低下した時に炎症が起こります。
原因となる菌は溶連菌(ようれんきん)、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌などで、39℃40℃の高熱、悪寒、食べ物を飲み込んだ時の痛み、扁桃の発赤と腫れなどの症状があらわれます。 急性咽喉頭炎よりも痛みが強く鋭く、発熱も高度のケースが多いです。
また、炎症が広がると扁桃周囲膿瘍を起こしたり、繰り返すと慢性扁桃炎をおこしたりします。

急性扁桃炎の画像   急性扁桃炎の画像2
[ 急性扁桃炎 - 正常 ]   [ 急性扁桃炎 - 発症 ]

 治 療

ご自宅では、細菌の感染を抑える抗生剤の内服、発熱痛みを抑える解熱鎮痛剤の内服、うがいを、クリニックでは、ネブライザー(細かい霧状の蒸気に抗生剤や抗炎症剤が含まれている)を行います。痛みや発熱が強いケースは点滴を行います。それでも改善しない時は入院が必要になり、その際は近隣の連携病院をご紹介いたします。

 ドクターより

風邪の時、のどの両脇または片側の激しく鋭い痛みや高熱の時はこの病気の可能性がありますので、重症化する前の早めの受診をお願いします。

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扁桃周囲膿瘍

扁桃周囲膿瘍

扁桃に細菌の感染が起き、それが扁桃の周囲に広がり膿がたまってしまう病気です。
扁桃炎よりもさらに強い痛みと発熱、のどの腫れ、そして口が開けづらくなることもあります。扁桃炎がかなり悪化したケースといえます。

 治 療

のどが腫れて膿がたまっているところに針を刺して排膿し、そこを少し切開しさらに奥にたまっている膿を出します(扁桃周囲膿瘍穿刺、切開排膿術)。
そして点滴から抗生剤の投与を継続して行う必要があり、入院治療が必要となるケースが多くあります。その際は近隣の連携病院をご紹介いたします。

 ドクターより

のどが痛くて口も開けられない時は、扁桃炎からその周囲に炎症がひろがり膿がたまっていることがあり、緊急の処置治療が必要ですので、できるだけ早く受診をお願いします。

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伝染性単核球症

伝染性単核球症

EBウイルスによる感染が扁桃、アデノイドやリンパ節におこり、のどの痛み、発熱、首の腫れ、痛み、だるい、といった症状がでます。
EBウイルスは経口感染(直接口から口に感染がうつる)で、幼少期に70%が感染し抗体をもちますが、感染せず抗体を持っていない方がいます。そういった方に経口感染、発症が見られます。経口感染は口から口への直接の感染なので、キスなどによりそれをひきおこすことが多く、別名(kissing disease)とも言われます。

 治 療

ウイルス感染なので、基本は抗体ができるまで対症療法になります。解熱鎮痛剤で発熱や痛みを和らげ、脱水にならないように充分な水分補給、場合によっては点滴を行います。
また、この病気は肝機能障害を起こしやすいので、できるだけ自宅で安静にしていたほうがよく、肝機能が著しく悪化するケースは入院が必要となることもあります。
細菌の感染も合併しているケースもあり抗生剤が必要なケースもありますが、症状を悪化させるタイプの抗生剤もあるので注意を要します。

 ドクターより

この病気は感染経路の特異性から、思春期から青年期におきやすく、急性扁桃炎(細菌感染)との鑑別が難しいケースもあります。詳細な問診により診断のきっかけになることも多いので受診の際はご協力お願いします。

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