耳下腺腫瘍 顎下腺腫瘍
耳の下と顎の下にそれぞれ左右に1つずつ唾液を出す組織があります。耳の下が耳下腺、顎の下が顎下腺と言い、そこには良性から悪性までいろいろな腫瘍ができます。
耳下腺や顎下腺によって腫れを自覚しますが、悪性の場合痛み、特に耳下腺癌は顔が動かしづらくなることもあります。耳下腺の中には顔を動かす神経(顔面神経)が通っていて、癌がその神経を侵すと麻痺するためです。
▼ 治 療
入院の上手術が第一選択です。その際は近隣の連携病院をご紹介します。
▼ ドクターより
耳下腺、顎下腺には良性から悪性まで様々な腫瘍ができることがありますので、腫れを自覚された時は放置せず早めの受診をお願いします。
耳下腺炎(おたふくかぜ) 顎下腺炎
耳の下および顎の下にそれぞれ左右に1つずつ唾液を出す組織があります。耳の下が耳下腺、顎の下が顎下腺といい、そこにウイルスや細菌の感染がおこり炎症をきたす病気です。
▼ 原 因
よく知られいてる「おたふくかぜ」は、ムンプスウイルスによる耳下腺の炎症です。
その他に、顎下腺に多いのですが、唾液を出す通り道に原因不明で石ができてしまい(胆石や尿管結石のような)その石が唾液の通り道をふさぐため感染をおこし、腫れて痛みを生じることがあります。
▼ 治 療
原因ごとに治療が様々です。おたふくかぜはウイルスの病気なので抗体ができるまでは痛みや腫れ、発熱については解熱鎮痛剤を使い十分な水分を取って安静にします。通常1週間ぐらいで症状はおさまりますが、経過中のどが腫れて息苦しい症状が出る方がまれにあり注意を要します。
▼ ドクターより
耳の下やあごの下が腫れて痛みがある場合は早めの受診お願いします。