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補聴器外来

耳の聞こえについて

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突発性難聴

ある日突然耳が聞こえなくなり、耳鳴りやめまいを伴うこともある病気です。

 原 因

完全には解明されていませんが、内耳や聞こえの神経のウイルス感染や、血流障害が指摘されています。よって、疲れやストレスで自律神経のバランスが崩れ、血流が悪くなる方が比較的発症しやすい傾向にあります。また高血圧(動脈硬化)や糖尿病の方も血流が悪い傾向にあり発症するケースが少なからず見られます。

 治 療

ステロイドの投与を点滴や飲み薬で行います。また血流を改善する薬、ビタミンBも内服していただきます。その治療で聴力の改善は約6割といわれています。2〜3ヶ月すると聴力は固定しその後はかわらず、再発が少ないといわれています。
ステロイドの副作用(血糖、血圧上昇、胃潰瘍など)が出る可能性の高い方は、入院し治療が必要な場合もあります。その際は近隣の連携病院を紹介いたします。

 ドクターより

できるだけ早め(少なくとも1週間以内)に治療することが大事な病気です。治療開始が遅れると治療効果がかなりさがってしまうといわれています。突然聞こえなくなったり、耳鳴りがした際はこの病気の可能性もありますのでできるだけ早めに受診するようにしましょう。

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低音障害型感音難聴、蝸牛型メニエル病

ある日突然耳が聞こえづらくなったり、耳がつまった感じ、耳鳴りがしたりします。
突発性難聴と症状が似ていますが、こちらは低い音だけが聞こえづらくなります。
また一度なおっても症状を繰り返す(蝸牛型メニエル病)方もいます。

 原 因

完全には解明されていません。しかし、内耳や聞こえの神経のウイルス感染や、血流障害が指摘されています。よって疲れやストレスで自律神経のバランスが崩れ、血流が悪くなる方が比較的発症しやすい傾向にあります。

 治 療

突発性難聴と似ている病気ですが、こちらの方が治りが良いと言われています。治療は、まず血流を改善する薬、ビタミンBを内服してもらいます。それでも改善傾向にない場合はステロイドを投与するケースもあります。
また繰り返す方は、蝸牛型メニエル病(めまいがないメニエル病)に移行する方もいますので、その際は浸透圧利尿剤を内服することもあります。

 ドクターより

なんとなく耳が聞こえづらい、耳がつまった感じがする時は、中耳炎や耳垢だけでなくこの病気の可能性がありますので受診することをおすすめします。

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聴神経腫瘍

耳が聞こえなくなったり、耳鳴り、めまいがしたりします。名前の通り聴神経(聞こえの神経)に腫瘍ができる病気です。

 原 因

はっきりわかっておりませんが、遺伝子異常の関与が示唆されているケースもあります。

 治 療

手術、放射線治療などがあり、それらの治療が可能な近隣の連携病院にご紹介いたします。

 ドクターより

耳が聞こえが悪くなった時、耳鳴り・めまいがする時は、この病気のことがまれに(数万人に1人)あります。MRIにて診断できる病気で、この病気を疑うケースは近隣の連携病院でMRI検査をしてもらう場合もあります。

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耳鳴症

急に静かになった時や音のない部屋に入った時に感じる “生理的な耳鳴り” はすべての人が経験するものであり異常ではありません。
内耳やストレスなど身体の何らかの病気が原因(原因は沢山あります!!)となって、片方もしくは両方の耳から特定の音がうるさく鳴り、一時的なものから継続してなる場合もあります。

 治 療

耳鳴りは、その原因をつきとめるのに難渋する場合が多々あります。
なぜなら現在の医学では根本的な耳鳴りの原因の体系について完全に確立されていない為です。
逆に言えば、原因をある程度特定することが出来れば、それに応じた治療を行なっていくことが可能です。様々な病気が組み合わさっている場合もあり、治療法も患者さんによって千差万別です。 全ての耳鳴りに効く特効薬は現在の所ありません。精神的な場合や体のどこかに異常がある場合など、原因に応じて対処法は様々です。
一般的な治療法としては、血管拡張剤やビタミン剤、精神安定剤などの内服療法や、症状がひどい時は点滴を行う場合があります。ただ、こちらの効果もその原因によりやはり異なります。
ですから、治るものも治らないものも両方あります。上で述べたように、まずは原因の特定が必要だと言えるでしょう。

 ドクターより

耳鳴りは人によって症状原因も様々ですので、お困りの際は症状をできるだけ詳しく話していただけると助かります。

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