ベル麻痺
顔の筋肉を動かす顔面神経が、単純ヘルペスウイルスにより障害され、神経が麻痺して顔が突然動かしづらくなるのではと言われています。
また顔面神経は、涙を出す神経や中耳の音を伝える骨(耳小骨)のアブミ骨を動かす神経、味覚をつかさどる神経を枝として出しているので、目が乾いたり、耳が聞こえづらくなったり、味がわかりづらくなることもあります。
もともとヘルペスウイルスは体中の色々な神経におとなしく潜伏していますが、疲れやストレスで免疫が落ちると、おとなしくしていたヘルペスが暴れだし神経を侵します。
この病気はそれが顔面神経だということです。
▼ 治 療
症状がでてからできるだけ早く(1週間以内)に治療したほうがよいと言われています。
傷んで炎症を起こしている神経の炎症を抑えるステロイド、ウイルスをやっつける抗ウイルス薬、ビタミン剤などを症状に合わせて、内服もしくは点滴で行います。
ステロイドの副作用(血糖、血圧上昇、胃潰瘍など)が出る可能性の高い方は、入院し治療が必要な場合もあります。その際は近隣の連携病院を紹介いたします。
程度にもよりますがこの治療で8割から9割の方が治るといわれています。2〜3ヶ月たつと顔の動きは固定し、再発は少ないといわれています。 多くの方は治療をはじめて1〜2週間経つと、薬と自分から出る抗体で暴れだしたヘルペスを退治でき、神経の炎症もとれて顔が動き出します。
▼ ドクターより
この病気は発症後できるだけ早く治療を始めることが効果を発揮します。1週間以上たってからの治療となると、効果が悪くなりますので早めの受診をお願いします。
ハント症候群
顔の筋肉を動かす顔面神経が麻痺して、顔が突然動かしづらくなる病気です。
水痘帯状疱疹ヘルペスウイルスにより障害されることにより、顔面神経が麻痺して顔が突然動かしづらくなるのではと言われています。
また顔面神経は、涙を出す神経や中耳の音を伝える骨(耳小骨)のアブミ骨を動かす神経、味覚をつかさどる神経を枝として出しているので、目が乾いたり、耳が聞こえづらくなったり、味がわかりづらくなることもあります。またベル麻痺と違いヘルペスの発疹が耳たぶ(耳介)から外耳道にでき、耳の痛みが強く出ます。
もともとヘルペスウイルスは体中の色々な神経におとなしく潜伏していますが、疲れやストレスで自分の免疫が落ちると、おとなしくしていたヘルペスが暴れだし神経を侵します。
▼ 治 療
症状がでてからできるだけ早く(1週間以内)に治療したほうがよいといわれています。
傷んで炎症を起こしている神経の炎症を抑えるステロイド、ウイルスをやっつける抗ウイルス薬、ビタミン剤などを症状に合わせて、内服もしくは点滴で行います。程度にもよりますが、この治療で約6割の方が治るといわれています。そして、2〜3ヶ月たつと顔の動きは固定し、再発は少ないといわれています。
改善する方は、治療をはじめて1〜2週間経つと、薬と自分から出る抗体で暴れだしたヘルペスを退治でき、神経の炎症もとれて顔が動き出します。
ただし、ステロイドの副作用(血糖、血圧上昇、胃潰瘍など)が出る可能性の高い方は、入院し治療が必要な場合もあります。その際は近隣の連携病院を紹介いたします。
▼ ドクターより
この病気は発症後できるだけ早く治療を始めることが効果を発揮します。1週間以上たってからの治療となると、効果が悪くなりますので早めの受診をお願いします。